代表取締役 藤村 希

2002年 一橋大学商学部卒業
松下電器産業㈱(現・パナソニック㈱)入社。
携帯電話事業の営業・広報および新組織の企画業務に従事。社長賞を3度受賞
2017年 グロービス経営大学院(MBA)を成績優秀者で修了
地域活性化に目覚め、㈱ロコっちを設立。
2018年 中小企業診断士登録。
2019年 2030SDGsファシリテーター登録
ロコっち たまプラーザ編集長を兼任。
ジモトは横浜市青葉区のたまプラーザで、地域イベントの実行委員や 小学校PTA会長を務めるなど、個人でも地域活動に積極的に取り組む。

ジモト情報をもっと得やすくしたい

私が地域メディアプラットフォームを立ち上げようと思ったのは、2015年の秋のことでした。
当時私は、大企業で働きながら、グロービス経営大学院で学び、そしてプライベートでは当時4歳の息子の育児に追われていました。出産前は休日、都内や横浜の港の方によく遊びに行っていましたが、子どもが出来てからは、頻繁に遠出することは経済的にも、体力的にも、時間的にも厳しく、必然的にジモトのたまプラーザで過ごすことが多くなりました。

そこで、気付いたのがジモト情報の得づらさです。

休日を楽しく過ごすためのイベントを探そうにも、まとまっているサイトはないので、一つ一つ各施設のページをチェックしなければならない。他の地域メディアは区の単位がほとんどで、電車に乗らなければいけないエリアの情報ばかり。

「もっと手軽に、自分が必要な情報を得られるメディアがあれば。」

そう思ったのがロコっちが誕生したきっかけです。

ジモトのように今住んでいる街を愛してほしい

ロコっちのキャッチコピーは「ジモトがもっと好きになる発見サイト」です。そして、ロコっちのスタッフの名刺には必ず「ジモトはたまプラーザ」のように、今住んでいる街の名前が書かれています。

しかし、私の故郷は○○県だし、ここはジモトじゃない、とよく言われることもしばしばです。それでも私たちがジモトという表現にこだわるのは理由があります。

それぞれの故郷に思いを馳せつつ日々過ごしている方は少なくないと思います。いつかは故郷に帰りたい、故郷に何か貢献したい、そう思ってもなかなかそれが出来ない方も多いのではないでしょうか。

少なくとも、ここで育つ子供たちにとっては、今住んでいる街が故郷であり、ジモトになります。そして、親世代にも子どもたちと同じように、今住んでいる場所を故郷のように愛してほしい。そんな思いを込めてロコっちは「ジモト」という言葉を使っています。

ジモト民が情報を発信し、今まで手に入らなかった必要な地域情報を無理なく入手できることで、ジモトがもっと楽しく便利になる・・・そんなメディアを作っていきたいと考えています。

ジモト民の力で地域活性化

もうひとつ、ロコっちが力を入れているのが、地域の事業者のビジネスサポートです。

地域の事業者が成長すれば、投資や納税により、官民ともによりよいサービスが生まれ、生活がもっと便利で楽しくなります。しかし、実際は人手が足りなかったり、ITに明るくなかったりといった事情で、ポテンシャルはあるのになかなか業績をのばすきっかけがない事業者も多いです。

そこで、ロコっちでは、事業計画作成のような大きなことから、ブログの執筆といった小さなことまで、様々な側面から地域事業者をサポートしていくことにしました。

サポートを担当するのは主にジモトの人材です。私のジモト、たまプラーザのような住宅地ではサービス業以外の仕事が少なく、ジモトでスキルを活かして働きたくても、それが叶わない方がたくさんいます。地域事業者のサポートはそんな方々が輝けるフィールドであることも間違いありません。

全国にロコっちのジモトサイクルを

地域を舞台にしたビジネスは数多くありますが、地域の特性を活かしたものも多く、横展開が難しいという現状があります。また、地域活性化自体がボランティアになりがちで、収益化が困難という課題もあります。

ロコっちでは、ジモト民が活動することで、ジモト事業者が成長し、さらにジモト民の活動が活発になるサイクルを、「ジモトサイクル」と名付けました。

このジモトサイクルをまわす仕組みを確立し、全国で地域活性化のために尽力する皆様に提供することで、全国のジモトをアクティブにしていきます。ぜひ、一緒にジモトを盛り上げましょう!